甲塚古墳は、下野国分寺跡(しもつけこくぶんじあと)の南西部にあります。全長が約85mの帆立貝形前方後円墳(ほたてがいがたぜんぽうこうえんふん)ですが、過去の発掘(はっくつ)によっておおきく壊(こわ)されているほか、横穴式石室(よこあなしきせきしつ)のあった場所も大きく壊されています。発掘調査により、馬形埴輪(うまがたはにわ)4体や人物埴輪(じんぶつはにわ)20体以上が見つかったほか、大量の土器(どき)も見つかりました。これらの出土遺物(しゅつどいぶつ)からこの古墳は今から約1350年前につくられたことがわかりました。