八幡宮の本殿(ほんでん)は、江戸時代(えどじだい)の1662年、拝殿(はいでん)は1663年に、当時薬師寺村を治めていた佐竹氏(さたけし)により再建(さいけん)されたと考えられています。本殿は一間社流造り(いっけんしゃながれづくり)、拝殿は入母屋造り(いりもやづくり)で、全体的に装飾(そうしょく)が少なく、江戸時代でも古い時期の特徴(とくちょう)をのこしています。
神社には、本殿(ほんでん)・幣殿(へいでん)・拝殿(はいでん)があります。本殿はご神体(しんたい)を収めるものに対し、拝殿は礼拝用(れいはいよう)の建物であることから、一般的には拝殿が前にあり、本殿より大きくつくられていて、八幡宮でも拝殿のほうが大きくつくられています。