下石橋愛宕塚古墳は、全長が約84mの帆立貝形の古墳です。墳丘(ふんきゅう)は3段につくられていて、1段目は土をもりあげずに平坦な面となっています。2段目と3段目は円形で2段目の直径は約50mです。埋葬施設(まいそうしせつ)は凝灰岩(ぎょうかいがん)の切石(きりいし)を使用した横穴式石室(よこあなしきせきしつ)です。発掘調査(はっくつちょうさ)により表面に金をはった馬具(ばぐ・馬に乗るための道具)や土器(どき)がみつかり、今から約1300年前ころにつくられたことがわかりました。
現在古墳は、JR宇都宮線と新幹線の建設(けんせつ)により壊(こわ)されてしまっているため、昔の姿を見ることができませんが、石室に使われた凝灰岩が石橋の愛宕(あたご)神社に残されています。