下石橋愛宕塚古墳は、全長が約84mの帆立貝形の古墳です。墳丘(ふんきゅう)は3段につくられていて、1段目は土をもりあげずに平坦な面となっています。2段目と3段目は円形で2段目の直径は約50mです。埋葬施設(まいそうしせつ)は凝灰岩(ぎょうかいがん)の切石(きりいし)を使用した横穴式石室(よこあなしきせきしつ)です。発掘調査(はっくつちょうさ)により表面に金をはった馬具(ばぐ・馬に乗るための道具)や土器(どき)がみつかり、今から約1300年前ころにつくられたことがわかりました。
現在古墳は、JR宇都宮線と新幹線の建設(けんせつ)により壊(こわ)されてしまっているため、昔の姿を見ることができませんが、石室に使われた凝灰岩が石橋の愛宕(あたご)神社に残されています。
3件のクチコミがあります。
ともぞう/40代/女性/佐野
西南に面して二段に築成された前方後円墳。古墳時代後期のものと推定されています。全長78m周溝が100mを超える規模。愛宕神社の境内にあります。整備されていて上まで登ることができます。
はる/40代/女性/宇都宮
前方後円墳とのことでしたが想像以上の規模だったのか、残念ながらその片鱗を確認することができませんでした。目の前の道路は意外と交通量があるので、もし車で行く場合は少し離れたところに止めるといいかもしれません。
みおみお/30代/女性/宇都宮
雑木林の入り口の建て看板を目印に見つけました。壬生にある愛宕塚古墳よりも一回り小さいようですが、前方後円墳としての形、特に中央のくびれ部分はわりとはっきりと残っていて古墳らしさを感じることができました。