横塚古墳は、現在の旧石橋中学校校庭にあった前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)です。墳丘の全長約52mで、墳丘(ふんきゅう)のまわりには幅約10~17mの周溝(しゅうこう)がめぐっていたと考えられます。また、古墳の周囲(しゅうい)には、馬や人物などの形象埴輪(けいしょうはにわ)を含む円筒埴輪列(えんとうはにわれつ)が見つかっています。埋葬施設(まいそうしせつ)は、横穴式石室(よこあなしきせきしつ)で、凝灰岩(ぎょうかいがん)と川原石(かわらいし)でつくられていました。石室からは直刀(ちょくとう)や挂甲(けいこう・よろいの一種)、馬具(ばぐ・馬に乗るための道具)などが見つかっています。