手洗鉢は一般的(いっぱんてき)には手水鉢(ちょうずばち)と呼ばれ、神社やお寺にお参りするときに、身を清(きよ)めるための水をためるためのものです。
この手洗鉢は本吉田(もとよしだ)の八幡宮(はちまんぐう)にあります。江戸時代の宝永(ほうえい)元年(1704)の年号が記されていることから、今から300年前ころにつくられたものであることがわかります。よく神社などで見かけるたて長のものとはちがった形のもので、台座(だいざ)の部分は正方形、手洗(てあらい)部分は4枚の花びらのように彫(ほ)られためずらしい形をしています。台座の部分には文字が彫られていて、それによると現在はない宝徳院(ほうとくいん)というお寺から八幡宮へ寄贈(きぞう)されたものであることがわかります。
9件のクチコミがあります。
ともぞう/40代/女性/佐野
通常の鉢とは異なり、4枚の花弁を型どった様に彫られており、工芸的な価値もそなえた珍しい物だそうです。台座に相当する部分の銘文によると、宝永元年(1704年)に八幡宮の別当にあたる宝徳院(廃寺)から寄進されたものと言われています。本吉田八幡宮の入り口にあります。
さくら/40代/女性/宇都宮
本吉田八幡宮の中にあります。通常よく見るものよりやや背が高く、一つの石をくりぬいてできているようです。上からみると花が咲いたような形をしているのに驚きました。近くに「市指定・有形文化財」と書かれた案内版が読んでみるとやはり工芸的な価値も高いと書かれていました。
ノア/40代/女性/宇都宮
本吉田八幡宮の境内右側の赤い屋根の下にあります。井戸と四角い手洗い鉢と並んでいて、近くで見るとお花のような形がかわいらしかったです。
ぴかりん/40代/女性/日光
4枚の花びらをかたどったように彫られている手洗い鉢で、大変珍しいものだと思います。本吉田八幡宮の一角にありました。宝永元年(1704)に八幡宮の別当にあたる宝徳院から贈られたものです。当時の情景が目に浮かんでくるようです。
はる/40代/女性/宇都宮
一般的によく見かける四角や丸という形ではなく、上から見ると花が開いたようなかわいらしい形の手洗い鉢でした。今見ても斬新だと思うのだから、当時としては画期的だったでしょうね。
まめっち/40代/女性/市貝
本吉田八幡宮の中にありました。案内塔と屋根があるので見つけやすいと思います。写真では分かりませんが、上から見ると4枚の花弁をかたどっていて可愛らしい形です。
しゃぼんだま/40代/女性/大田原
こちらは四枚の花弁を型どったように彫られており、工芸的な価値もそなえた珍しい手洗鉢なのだそうです。なるほど、真上から見るときれいな花びらの形をしていました。場所は本吉田八幡宮境内にあります。
ななっち/50代/女性/小山
手洗鉢としてはとても珍しい花びらのような形をしていました。こちらの別当宝徳院(廃寺)から寄進と説明にありました。こちらも1700年頃のもの、この地域の方々に大切にされたのでしょう。
みおみお/30代/女性/宇都宮
のどかな風景のひろがる本吉田八幡宮の参道脇にありました。鉢の形は、丸みのある4枚の花弁でできた梅の花を思わせ、当時の人の遊び心が感じられました。