六角堂は下野薬師寺(しもつけやくしじ)の戒壇跡(かいだんあと)と伝えられる場所に江戸時代(えどじだい)に建てられた建物です。現在の建物は、近年に修理(しゅうり)された部分もありますが、当初のものとみられる彫刻(ちょうこく)などは江戸時代の特徴(とくちょう)があり、安国寺境内(あんこくじけいだい)に残るほぼ唯一(ゆいいつ)の江戸時代の建物であるとともに、栃木県内でもめずらしい六角形の仏堂(ぶつどう)です。
このお堂は南向きに建っていて、その名のとおり1辺約6mの正六角形の平面で、礎石(そせき)や柱も六角形となっています。建物の内部の厨子(ずし)には鑑真和上(がんじんわじょう)の画像(がぞう)が、その両脇(りょうわき)には仏像(木造不動明王立像・もくぞうふどうみょうおうりつぞう/木造韋駄天立像・もくぞういだてんりつぞう)が置かれています。
9件のクチコミがあります。
ともぞう/40代/女性/佐野
かつての下野薬師寺戒壇跡とつたえられる所に建てられ、江戸時代には、釈迦堂と呼ばれていたそうです。名前の通り、建物・柱・屋根・柱など正六角形の造りの珍しい仏堂で、内部中央には奈良時代に描かれたものと伝えられる鑑真和上の画像、木造不動明王、韋駄天像などが祀られています。安国寺の境内にあります。
さくら/40代/女性/宇都宮
安国寺境内の西側にある六角形の建物で、その屋根や柱、土台の石までもが六角形でできていて驚きました。下から、見上げると屋根の内側の造りも立派だなって思いました。
ノア/40代/女性/宇都宮
下野薬師寺の衰退後、足利尊氏が全国に建てた安国寺(一休さんが修行したのは、京都ですが…)の内の一つが薬師寺跡にあります。その竹藪の奥、元は薬師寺の戒壇があったとされている場所ににある六角堂は、名前の通り全体が六角形になっているのですが、礎石やそれぞれの柱まで六角形なのには驚きました。
はる/40代/女性/宇都宮
下野薬師寺に当時日本で3つしか設置されなかった戒壇があったというのはそれだけ重要な位置づけのお寺だったということがうかがえますね。建物自体は江戸時代のものだとか。個人的にはこちらは六角、あちらは八角堂ですが法隆寺の夢殿を思わせるような趣だなあと思いました。
ぴかりん/40代/女性/日光
安国寺の中の竹林を過ぎると、六角堂があります。県内でも珍しく、江戸時代後期のもので釈迦堂とよばれていたそうです。内部には鑑真和上の画像を収めた厨子が安置され、両脇には不動明王像・韋駄天像などがまつられガラス越しに見えます。外観の彫り物も印象的でした。
まめっち/40代/女性/市貝
安国寺の境内西側の竹林の小道を進んでいくと、奥に六角堂が見えてきました。遠くから見ても六角形と分かりました。くぎを使わない製法だそうで、形とともに珍しい建物だそうです。
しゃぼんだま/40代/女性/大田原
安国寺境内にある六角堂。その名の通り、建物の形・屋根・外回りの柱・礎石までが正六角形で、とても珍しく、びっくりしました。大人はもちろん、小さな子供と一緒に六角形探しをするのも楽しいですね。下野薬師寺跡のシンボル的な存在であるのも納得です。
ななっち/50代/女性/小山
薬師寺戒壇院址に建てられいる安国寺六角堂。建物はもちろん、屋根、礎石、柱までもが正六角形の珍しい建物です!屋根の内側を見上げると、そこにある彫刻も大変立派なものです。
みおみお/30代/女性/宇都宮
安国寺の奥の竹林をすこし歩いたところにあり、江戸時代末期に建てられたものだそうです。形はもとより屋根、柱、礎までも六角という珍しい建物でした。当時の建築技術、均整のとれたデザイン性のすばらしさを感じます。