オトカ塚古墳は、天平の丘公園内にある帆立貝形(ほたてがいがた)の前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)です。古墳の全長は約32m、古墳の周りにある周溝(しゅうこう)の幅が約6mです。埋葬施設(まいそうしせつ)は河原石(かわらいし)を積んだ横穴式石室(よこあなしきせきしつ)で前方部の前端(ぜんたん)にあります。また、石室の入り口をふさいだと考えられるチャートという石もみつかりました。この古墳からは、埴輪(はにわ)は出土しませんが、出土した土器(どき)などから今から約1350年前の古墳時代の後期(こうき)につくられたと考えられます。