向山遺跡(むこうやまいせき)は市内の薬師寺(やくしじ)にある遺跡で、「下野薬師寺跡(しもつけやくしじあと)」「薬師寺城跡(やくしじじょうあと)」に近い場所です。発掘調査(はっくつちょうさ)により、長さ約100cm、深さ約20cmの穴の中から見つかりました。
鏡の大きさは直径(ちょっけい)が10.4cm、重さが約60gの青銅製(せいどうせい)で、さびにおおわれていますが、文様(もんよう)が良く残されていています。この鏡は特徴(とくちょう)などから平安時代の終わりころ(今から約850年前ころ)のものと考えられます。