金井神社は、江戸時代の小金井宿(こがねいじゅく)の鎮守(ちんじゅ・土地をまもる神)で、かつては北辰社(ほくしんしゃ)といわれていました。
本殿(ほんでん)は一間社三方入母屋造り(いっけんしゃさんぽういりもやづくり)というつくりで、壁(かべ)には彫刻(ちょうこく)があります。この彫刻は富田宿(とみたじゅく・現在の栃木市大平町)の磯部氏(いそべし)によるものと考えられます。これらの彫刻には、寄贈(きぞう)したと考えられる人の名前がありますが、多くは女性で小金井宿の商家(しょうか・お店)や旅籠(はたご・旅館)の人々と考えられます。
▲金井神社本殿彫刻