下野薬師寺跡の復元回廊は、第1期の史跡整備事業で整備を行い、平成13年から公開されています。平成24年に一部塗装の修繕を行いましたが、今回は全体的な塗装の塗り替え等を行います。
工事期間中は足場を設置するため、見学ができませんが、随時工事の状況をを紹介していきます。
（R6.10.4更新）

工事実施前の状況


現況で柱などのベンガラ塗りや連子窓の緑青塗がはがれてきています。

扉の撤去
復元回廊には扉がありますが、片方の扉（西側）の開閉ができなくなっていました。今回、塗装とあわせて扉の修繕も行います。


上の写真左側は扉の下部の状況、右側は扉取り外し後です。

扉の修理のため、扉の取り外しを行いました。扉の下部にある軸と扉をつないでいた金具が破断していたため開閉ができなかったようです。この後、金具等の修理を行い再設置します。