エゴマの栽培体験
6月23日(木曜日)、市と南河内小中学校との連携事業『ふるさと学習』を下野薬師寺歴史館で行いました。
これまでの発掘調査で、古代の下野薬師寺では法会(法要)の際に灯明皿(とうみょうざら)が使用されたことがわかっています。
また、灯明の油として『エゴマ』が使用されていたことから、ボランティアの協力により『エゴマ』の栽培体験を実施しています。今回は、3年生が史跡地の畑に苗の移植を行いました。
この日は、職場体験で来ていた南河内小中学校の8年生も参加してくれました。
旧薬師寺小学校時代に『ふるさと学習』を体験した先輩がいて、やさしく子どもたちをサポートしていました。
下野薬師寺跡
下野薬師寺跡では、『復元回廊』を見学しました。
『復元回廊』は、古代の建築工法で復元されていて、朱色(赤色)の柱や組物、連子窓(緑色)が特徴的な建物です。
下野薬師寺歴史館の見学
下野薬師寺歴史館では、下野薬師寺の歴史をビデオで学び、館内の見学をしました。
『復元模型』では、下野薬師寺全体の規模や建物について学習しました。
今は失われてしまいましたが、壮大だった五重塔や回廊などの説明を聞きながら、子どもたちが興味深く古代に思いをはせているようでした。
一時天候も心配されましたが、無事『ふるさと学習』を行うことができました。
秋には、成長したエゴマを同じ3年生が手作業で収穫し、12月には、エゴマの油しぼり体験を実施する予定です。
地域の文化遺産における体験活動を通して、歴史・文化への関心やふるさとへの誇りを深めてくれたことと思います。
お問い合わせ
下野薬師寺歴史館
下野市薬師寺1636
TEL 0285-47-3121