三王山古墳(さんのうやまこふん)は栃木県下野市三王山に所在する古墳です。
三王山地区は市内でも古墳がたくさんつくられた地域で、古墳時代を通じて50基以上の古墳がつくられました。
いちばん北につくられた三王山古墳(39号墳)は全長約85mの前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)で、古墳群中最大の古墳です。
墳丘(ふんきゅう)は2段で、古墳の東側周溝の外側には、周堤(しゅうてい)と呼ばれる高まりがあります。
三王山古墳については、発掘調査が行われていませんが、埴輪(はにわ)が見つかっていないことから、7世紀の初め頃につくられたと考えられています。