甲塚古墳からは、馬形埴輪(うまがたはにわ)が4体出土しています。埴輪の並んでいた順番に馬1~4と呼んでいますが、馬1には「こうちゃん」、馬2には「甲くん」(かぶとくん)と愛称(あいしょう)がつけられています。4体とも色がつられており、いずれも白馬(はくば)を表現したと考えられます。白のほかには黒・灰色・赤が使われていて、古墳のつくられた当時は色鮮(いろあざ)やかな埴輪が並んでいたと想定されます。復元(ふくげん)された埴輪は現在しもつけ風土記の丘資料館に展示されているほか、古墳に並べられた頃の色を再現したレプリカ(馬1)を道の駅しもつけで展示しています。
▲馬1
▲馬1レプリカ