下野市の文化財
文化財の詳細情報
▲平面図
この古墳は、墳丘一段目に幅広い平坦面(基壇)をもちます。埋葬施設は、前方部のくびれ部寄りに存在します。未調査のため詳細は不明ですが、凝灰岩の切石を使用した横穴式石室と考えられます。
墳丘は愛宕神社の社叢のなかにあり、墳丘南側の後円部からくびれ部にかけてやや削られていますが、古墳の原形をよくとどめています。墳丘には埴輪が伴わず、須恵器(台付き壺・はそう)が出土しています。この古墳は埴輪を伴わないことなどから6世紀末~7世紀初め頃に築造されたと考えられます。