満福寺境内の北西部にありましたが、区画整理事業に伴い現在は仮移植されています。市内では珍しい木ですが、もともと竹林の中で生育していたため、あまり枝張りはよくありません。樹高は約8m、目通り周囲1.3mで推定樹齢は約300年です。
ムクロジは本州中部・南部・四国・九州などの山林に生え、高くそびえる落葉高木で人家にも植えられています。葉は大形で柄を持ち、羽状複葉です。夏に枝の先に大きな円錐花序をつけ多くの淡緑色の小さな花をつけます。ムクロジの熟した果実は果皮につやのある黄褐色の半透明になり中に黒い種子1個を含んでいます。種子は堅くよく弾むので正月の羽根つきの羽根の球に利用されました。また、果皮には多量のサポニンを含むことから、水を泡立てる働きがあり、洗濯などに利用されてきました。
9件のクチコミがあります。
ともぞう/40代/女性/佐野
満福寺の南西の空き地、区画整理された一角にあります。樹齢200年、大きな木なので目立ちます。
夏の花を咲かせ、種は羽根つきの羽根の球として用いられ、果皮は石けんの代用品とされたこともあるそうです。
さくら/40代/女性/宇都宮
満福寺南西の空地にあります。訪れたのは、冬・晴天の日中。葉は全て落ち幹と枝が寒風の中、天に向かって立っていました。周りに何もないので写真ではその大きさがよく分かりませんが、高さは15メートル、推定樹齢は200年だそうです。夏には青々とした葉が茂るそうなので一層立派な姿が観られそうです。その頃また来てみたいです。
ノア/40代/女性/宇都宮
満福寺の近くの空き地の真ん中にあり、高くそびえる姿は結構目立ちます。ムクロジという名前は、はじめて聞きましたが、やはり暖かい土地に多い木のようです。落葉樹なので今は葉が落ちて、オレンジ色の実が残っていました。この中にある黒い種が羽根つきの重りだったなんて、面白いですね。
はる/40代/女性/宇都宮
拓けた土地にスッと1本立っているため、15メートルという巨木でも容易にそのバランスのいい姿全体をとらえることができます。ムクロジは県内ではあまり多くないのだとか。冬のさなかに見に行ったので、次回は葉の茂っている姿を見に行きたいと思います。
ぴかりん/40代/女性/日光
おとぎ話に出てくるような曲がりくねった枝ぶりがとても印象的でした。推定樹齢200年のムクロジは高さが約15メートルと上空に向かって伸びており、見上げていると首が痛くなってしまいました。種子がお正月の羽根の球として使われているのには、驚きました。果皮は石鹸の代用として利用されていたそうです。
まめっち/40代/女性/市貝
満福寺南西空地に立っていました。珍しい樹木の一つなので、天然記念物になっているそうです。ムクロジの種は正月の羽根つきの球として、果皮は石鹸の代用とされたこともあるそうです。
しゃぼんだま/40代/女性/大田原
満福寺南西空地にどっしりと立っていました。推定樹齢200年、樹高15mの大きなムクロジです。種は正月の羽根つき球として、また果皮は石鹸の代用とされたこともあるそうで、ちょっと驚いてしまいました。
ななっち/50代/女性/小山
区画整理があったのか、広い空き地に1本ドーンと立っていました。高い木で、冬のこの時期ですから、枝に実が少し残っていました。南の方に多い木とのことですから、この地方には大変珍しいですね。
みおみお/30代/女性/宇都宮
推定樹齢200年の立派なムクロジが、満福寺の敷地近くにそびえています。周辺は区画整理が行われているのか、広々とした敷地に悠々と立っていました。ムクロジの種子は古来より正月の羽根付きの羽の球として使われていたそうで、意外な使われ方を知り、びっくりしました。