8月20日(日曜日)に、体験講座『裂き織りコースターづくり』を開催しました。 ▲機織形埴輪CG彩色復元 ▲裂き織りの作品 ▲織り作業中 ▲経糸を外して、仕上げ ▲完成!
当日の様子をご紹介します。
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下野市国分寺の甲塚古墳(6世紀後半)からは、全国で初めて「女性が機織りをする様子を表した埴輪」が2体出土しました。これにより、下野市では古墳時代から、現代に伝わるものに近い機織り機での織物生産が行われていたことが分かりました。
このことにちなんで、当館では、小さな織り機を使って作品を作る体験講座を開催しています。
織物は、経(たて)糸と緯(よこ)糸を交差させて織る布地です。
そして今回のテーマ「裂き織り」とは、古い着物などの布を細長く裂いて紐状にし、緯糸として利用する、リサイクルの考え方から生まれた技術です。
まずは展示室で、機織形埴輪や現代の機織り機などの展示物を見ながら、昔の衣装や下野と機織の関わりについてお話を聞いていただきました。
作業に入ります。
経糸を選んで織り機にかけたら、参加者ご自身でお持ちいただいた布を緯糸にして、織っていきます。
元の布の模様や風合いが、どんな風に変身するのか…実際に織ってみるまでは分かりません!
世界に一つだけのオリジナルコースターが完成しました!
下野市の歴史と文化に触れながら、楽しく作品づくりをしていただく機会になっていましたら幸いです。
ご参加の皆さま、お手伝いいただいたボランティアの皆さま、どうもありがとうございました!
令和5年度の夏の体験講座は、全て終了しました。
秋以降に開催する講座につきましては、改めて下野市文化財バーチャルミュージアムや、下野市ホームページでお知らせいたします。
しもつけ風土記の丘資料館
栃木県下野市国分寺993
☎ 0285-44-5049
E-mail fudokinooka@city.shimotsuke.lg.jp
・・・休館日・・・
毎週月曜日(休日の場合はその翌日)
第3火曜日(休日の場合除く)
休日の翌日(土・日・休日の場合除く)