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下野薬師寺歴史館では、今年もグリーンカーテンの準備が整いました。
植物の生育が遅く、まだ日差しを遮るほどには育っていませんが、
早くも花を咲かせた株もあり、今後の成長が楽しみです♪

下3枚の写真は何の植物かわかりましたか?
カーソルを写真の上にのせると答えが表示されますよ!!

 現在史跡地では回廊付近にあるヤマザクラが見ごろです。
 

ヤマザクラはソメイヨシノなどのサクラの仲間で、巨樹となる長寿なサクラです。

史跡地にあるヤマザクラも見上げるほどの大きな樹ですが、付けている花は白くてかわいらしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 現在ではお花見の対象はソメイヨシノですが、ソメイヨシノが広まる明治以前はこのヤマザクラが花見の対象でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、もう一つご紹介したい花がこのヤマブキです。

 

 

 

 

 

 

ヤマブキもヤマザクラと同じバラ科の植物で、『万葉集』では春の花、そしていとしい人への恋の花として詠まれました。

 

 

 

 

 

 

 みなさんも史跡地を訪れた際にはぜひご覧になってくださいね♪

 

下野薬師寺跡の梅の花はほぼ終わってしましいましたが、
安国寺のエドヒガンが見ごろとなりました。

エドヒガンはソメイヨシノの片親としても知られる種で、
彼岸頃に花をさかせることからその名がつきました。

長命で大木になることが多いそうで、安国寺のエドヒガンも
たいそう大きく、下野薬師寺歴史館の窓からも見ることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歴史館では、下野薬師寺跡周辺の樹木マップを無料で配布していますので、
ぜひこの機会にご活用ください。

樹木マップに掲載されている樹木のうち、
前述のエドヒガンの他、ヤブツバキ、コブシなども綺麗な花を咲かせています。

 

尚、安国寺本堂をご見学の際は、一声お掛けくださいますようお願いいたします。

7月21日(土)、下野薬師寺跡史跡地内のベニバナ畑で

ベニバナ摘み体験を行いました。

 

収穫した約2.2㎏のベニバナは現在、歴史館前で乾燥中です。

はじめはしっとりと湿っていたベニバナですが、だいぶ水分が抜け、カサカサしてきました。

色も黄色から赤へと変化していきます。

日毎に色が変化していく様子をご覧いただきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日付は収穫日です。

摘んだばかりの花と比べるとかなり色が濃くなっているのがお分かりいただけると思います。

 

8月18日のベニバナ染め体験の時にはどんな色になっているでしょうか。

変化が楽しみですね。

(下野薬師寺歴史館 K.T)

しだれ桜

| 史跡, |

小金井一里塚のしだれ桜が満開を迎えています。写真は昨日(4/10)に撮影したものですが、これほどきれいなものとは知りませんでした・・・

本来一里塚には榎(えのき)や松が植えられていました。19世紀の『日光道中宿村大概帳』によると、小金井一里塚の西塚には杉、東塚には松が植えられていたとありますが、現在では西塚に榎としだれ桜が、東塚には榎と椚(くぬぎ)となっています。特にしだれ桜はまだまだ小さいため現代?に植えられたものと考えられます。

一里塚の桜は今日の雨で散ってしまったのか心配ですが、今週末までは見頃となりそうです。

                                       文化財担当 H