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チケットサイズクリアファイル
下野薬師寺の伽藍(建物群の復元イメージ)[表面]と、歴史館オリジナルキャラクターの「こまろ」とその愛犬「べにまる」のかわいいイラスト入り[裏面]。
マスクケースとしても使えます。
[サイズ:縦107㎜×横220㎜]
¥100(税込み)
皆さん、こんにちは!
立春を迎え、少しずつ春の陽気を感じられる日が増えてきました。
下野薬師寺跡でも、少しずつ梅の花が咲き始めました。
毎年、この梅の花が満開になる時期に下野薬師寺跡では史跡まつりを開催しています。
新型コロナウィルスの影響により、昨年の史跡まつりは延期となりました。
今年こそは開催できれば・・・と思っていたのですが、まだまだ収束には程遠く・・・
しかし、今年は下野薬師寺跡が国の史跡に指定されて100年目を迎える記念すべき年のため、何かできることはないかみんなで話し合い、下野薬師寺歴史館でパネル展を開催することとなりました。
下野薬師寺跡は昭和41年から継続的に発掘調査を実施しており、これまでの発掘調査の成果などを皆さんにお知らせします!パネル展では、上の写真のような大正時代の茅葺屋根の六角堂を見ることができるかもしれません・・・
(写真:栃木縣『栃木縣史蹟名称天然記念物調査報告 第一輯』より)
期間:2月20日(土)から8月31日(火)まで
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日、第3火曜日、祝日の翌日(土・日・祝日は開館)、年末年始
入館料:無料
また、2月20日は、FMゆうがおにて特別番組を放送します。
長年、下野薬師寺跡の発掘調査に携わっている文化財課の学芸員が面白く、
そして分かりやすく下野薬師寺の歴史を語ります!皆さん、ぜひお聴きください!!
放送時間:午後1時~3時
周波数:87.9MHz
現在、市内笹原の道金林遺跡で発掘調査を実施しています。
この遺跡からは縄文時代から近世までの遺構が確認されていますが、今回は縄文時代の落とし穴を紹介します。
上の写真は見つかった落とし穴です。南北方向に長く2m以上ありますが、幅は50cm程度しかありません。そのため底面まで掘ることが難しいことから、写真手前側を半分広く深く掘り、落とし穴の底まで掘った状況のものです。深さは1m以上あり、人間が出入りするにも苦労するくらいです。
今回の調査では1基のみ確認されました。
こちらの写真も落とし穴です。隅丸の方形で大きさが約1.5×1m、深さが1m以上あります。よく見ると底面の中央に小さな穴がありますが、獲物に致命傷を与えるために尖った杭を立てていた跡と考えられます。
こちらはほぼ等間隔で一直線上に並んで4基確認されました。
落とし穴は通常列をなして多数設置されることから、今回の調査で見つかったものはその列の一部と考えられます。
発掘調査をしていて感じたのは、縄文時代の人々がこれだけの穴を掘るのはさぞ大変だったろうということです。発掘調査では移植ゴテを使って掘りますが、土が硬いため、手が痛くなったり移植ゴテが曲がったりすることもあります。鉄製品を使った現代でも大変な作業を、縄文人は石器等で掘り上げたと考えると、その意志と努力は大変なものであったと想像することができます。
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